ハニー歯科ブログ

2018.03.29更新

こんにちは、ハニー歯科の西澤しげとです。

今日は歯周病が全身にもたらす悪影響についてお話し致します。

歯を支えている骨やその周りの歯ぐきには、毛細血管が張りめぐらされています。そのため歯周病が進行すると歯周病菌は簡単に血管に入り込み全身をかけまわります。もちろん、血液中に入った歯周病菌は白血球が退治してくれます。ところが、歯周病菌の死骸が持つ内毒素というのが、死んでなお悪さを働きます。代表的な例をいくつかあげたいと思います。

1糖尿病

歯周病菌が死んだ時にばらまかれる、内毒素がインスリンの働きを邪魔し、糖尿病を悪化させます。糖尿病の方は、免疫が低下しやすく、歯周病と糖尿病が相互にリスクファクターになっているので、とても厄介です。

2心筋梗塞 脳梗塞

どちらも血栓が大事な血管に詰まることで起きます。歯周病菌が原因で血管内にプラークが出来ることが最近分かってきました。これらが剥がれ、血流に乗り、運悪く大事な血管がつまると心筋梗塞や脳梗塞となります。

3誤嚥性肺炎

この病気は血液を介しません。お口の中の菌が、唾と一緒に気管や肺に入ってしまうことで起こります。高齢で飲み込む機能が落ちている方に多いのですが、そのような方でもお口の中をきれいに保つことで、感染のリスクを下げられます。

4早期低体重児出産

歯周病の方は早期低体重児出産のリスクが約7倍になると言われています。原因は詳しくは分かっていまいのですが、胎盤を通して退治が感染をおこしているのではないかと言われています。

その他にも、感染性心内膜炎、関節リウマチ、などにも影響しています。早めの治療、予防を心掛けたいですね。

 

投稿者: ハニー歯科

2018.03.22更新

こんにちは、ハニー歯科の西澤しげとです。今回から、歯周病のお話をしたいと思います。

歯周病とは、歯磨きが不十分でお口の中が汚れた状態が続くと、次第に歯を支える骨が溶けてしまう病気です。昔は歯槽膿漏(しそうのうろう)と呼ばれていました。

次に歯周病の特徴をお話しします。

1、重度になるまで痛みが出ない

  歯周病の特徴で一番厄介なのが、痛みが出にくいという点です。そのため、発見が遅れがちで、歯医者を受診した頃には病気が相当進行していた。という事がよくあります。初期症状の歯ぐきからの出血や、鏡を見て歯ぐきが腫れている、口臭が気になるという方は一度検診をした方が良いでしょう。検診の際は、歯周病の治療をしっかりしてくれる歯科医院を選びましょう。

2、お口の中全体で、同時に進行していく

  歯周病がある方(初期の歯周病を除く中期以降)は、多くの場合ほとんどすべての歯が歯周病です。ですので発見が遅くなると、多数の抜歯が必要という事態になりかねません。そうなる前に、治療を始めましょう。

3、予防ができます

  歯周病は生活習慣病のひとつです。毎日の口腔清掃がしっかりと出来ていれば防ぐことができます。歯周病になると、歯周ポケットという歯と歯ぐきの間にある隙間が深くなり、歯みがきが難しくなります。そうなる前からしっかり予防したいですね。すでに歯周病の方(その前段階の歯肉炎の方)は一度歯医者で治療を行って歯ぐきを引き締めてから、予防されるのが良いと思います。

投稿者: ハニー歯科

2018.03.19更新

こんにちは、ハニー歯科の西澤篤人です。

ハニー歯科では、常に「抜かない治療」を心がけており、時には特殊な方法を使って歯を延命できるよう努めております。しかしながら、来院のタイミングが遅れると、抜かざるを得ないケースや抜いたほうが全体として良いケースがあり、患者さんの同意のもと仕方なく抜歯させていただくケースも、どうしても出てきてしまいます。今日は抜歯の原因についてお話し致します。

さっそくですが抜歯の原因ランキングベスト3を見てみましょう。

1位 歯周病 42%

2位 虫歯  32%

3位 破折  11%

1位は虫歯ではなく、歯周病です。年代別にみると、若いうちは歯周病による抜歯はほとんどなく30代から急激増えはじめ40代で抜歯原因で虫歯を抜き、50代からは虫歯の倍くらいの抜歯本数となっています。歯周病が原因の抜歯が増えてしまう理由としては、歯周病は痛みが出ずらいというのがあると思います。次回から歯周病について詳しくお話していきたいと思います。

 

投稿者: ハニー歯科

2018.03.08更新

こんにちは、ハニー歯科の西澤しげとです。前回おしゃぶりの話をしたので、今日は指しゃぶりについてお話し致します。

指しゃぶりは、2か月頃から始まり、指や身の回りの物をなんでもお口にいれるようになります。これは本能的な行動なので止める必要はいっさいありません。

1歳ごろになると、おもちゃに夢中になったり、走り回ったり、お友達と遊んだりするようになり、自然と指しゃぶりしなくなっていきます。4歳になるまでは、指しゃぶりをしていても歯並びやあごの成長にはほとんど影響しません。お子様が4歳になっても指しゃぶりをしているようでしたら、医師または歯科医師にご相談ください。

歯の話とは関係ありませんが、2歳から3歳の指しゃぶりについては、ストレスから来るものでないか、念の為お子様をよく観察してあげると良いでしょう。

投稿者: ハニー歯科

2018.03.06更新

こんにちは、ハニー歯科の西澤しげとです。今日は、おしゃぶりについてのお話です。

赤ちゃんのお口は、始めは「吸う」ための形と動きをしています。そこから少しずつお口は「咬む」ための形と動きに変化していきます。親から見て一番わかりやすい変化は歯が生えることですね。歯は咬むのには必要ですが、吸うためにはまったく必要の無いものです。そういった、わかりやすい変化以外にも、お口の周りの筋肉の動かし方なども、咬むための動きへと少しずつ変わっていっているのです。

おしゃぶりは、「吸う」時期の使用であれば、全く問題ありませんが「咬む」時期になっても使用を続けると、歯並びや嚥下(物を飲み込むこと)の仕方に悪影響を与えます。具体的には1歳を過ぎたら、常時使用することはやめ、2歳までには使用をやめられるようにしましょう。

おしゃぶりは、必ず必要なものではありませんので、やめる苦労をしたくない方は、はじめから使わないのもいいかもしれません。けれど、赤ちゃんを泣きやますのにとても有効な場合もありますので、使われている方は上記を目安にやめるようにしましょう。

投稿者: ハニー歯科

2018.03.02更新

こんにちは、ハニー歯科院長の西澤しげとです。今回は哺乳瓶と虫歯の関係についてお話し致します。

哺乳瓶は1歳から1歳半までにはやめた方が良いと言われています。その理由のひとつが虫歯になりやすいからです。哺乳瓶でミルクを飲むと、コップやストローで飲んだ時とは比べ物にならないくらいミルクが歯全体によく触れます。また、少しずつ飲むので長時間ミルクが歯に触れ続けます。そのため虫歯になりやすいのです。

寝ているときは特に虫歯になりやすいので、1歳半をすぎても哺乳瓶がやめられないというお子様には、寝かしつけの時には中身をお茶に換えられないか試してみるといいかもしれません。また、哺乳瓶で、ジュースやスポーツドリンクをあげるのはとても虫歯リスクが高いので、日常的にやってらっしゃる方は今すぐやめましょう。

哺乳瓶の使用が歯並びに影響すると思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、おしゃぶりとは違って長時間お口の中にあるわけではないので、ほとんど影響しません。次回はおしゃぶりと歯並びの関係についてお話しします。

 

投稿者: ハニー歯科

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